プロフィール
自立後も、なんだかんだと大小様々な仕事に恵まれて、フリーターだったころとは打って変わってそれなりに安定した生活を送れました。
まぁ、平たくいえば向いてたんでしょうねIT関係。スキルを身につけるのも苦ではなかったし、逆に面白かったのです。
でも「出版したい」という気持ちはずっとくすぶり続けておりまして、「とにかくいちど出版してみたい。小説でなくてもいいから」という気分になっていました。
そこで、とある懇親会で知り合ってから懇意にさせて頂いていた出版プロデューサーさんに相談を持ちかけます。
「あの、なんか出版したいんですが、どうにかなりませんか?」
嘘みたいなふてぶてしさ! でも実話です(^^;
まぁ、やっぱり出版というのはハードルが高くて、そのプロデューサーさんが所属する組織の元には、年間何百本という企画や原稿が送られてくるそうですが、それらが採用されるのは一握りだそうです。
だというのに「なんか出版したい」という程度の気持ちで相談するのは、ほんと、ふてぶてしいにも程があると思います。
ですが……なんか出版できまして(゚Д゚)
実績も知名度もないというのに、どういうわけか、なんと3社からもオファーを頂くことができて、うち1社と本当に出版することになりました。
本気か!?
しかもです。
ぼくは、バリバリの実用書を企画してたんですが、編集さんからのオファーは「佐々木さん、小説も書けるんですよね? ならば小説仕立てで書きましょう」とのこと……!
IT業務に専心するあまり、ちょっと忘れかけてた創作の情熱をこのとき思い出しました(^^;
あ、ちなみにこの出版を契機に法人化もしまして、フリーランスから代表取締役にクラスチェンジ。まぁ代表といっても会社にはぼく一人しかいませんが!
そうして小説風実用書として出版して頂いたのが『勉強の「しんどい」がスッと消える!3分間メソッド』(総和社)です。
ぶっちゃけ爆発的には売れませんでしたが、2017年現在で出版から7年経っても販売してくれておりますので、いくら感謝しても足りないくらいです。
書籍って、ぜんぜん売れないと数年で裁断処理されてしまうのですよ。出版社の在庫になってしまいますので、経理上、いろいろ問題が出てくるのです。
いまなら電子書籍で原稿だけは残すという手もありますが、いずれにしても出版社って、本当に大変な業種だと思います(-_-)
新人がなかなかデビューできないのもよく分かりました、えぇ。
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